2010年3月7日日曜日

身近になった、インターネット中継

最近、私の仕事の周りで耳にするようになったのが「Ustream(ユーストリーム)」というサービス。

Ustream.tv


これは、アメリカの動画共有・映像配信サービス。
ストリーミング動画をリアルタイム配信が無料でできるのが特長だ。動画が撮影できるカメラとパソコン、インターネット環境があれば、誰もが動画中継出来るというサービス。

さらに、昨年にはiPhoneから中継できるアプリケーションが発表されるなど、さらに手軽な環境が整いつつあるのだ。

ソフトバンクでは、2月に決算発表会等にも既に利用されたりしている。

このUstreamは、ミニブログサービスであるTwitterとも相性が良い。

入力する画面とレビューの画面が同一画面上にあり、リアルタイム性のあるサービス同士と組み合わせて利用することが出来る。

ブロードバンドならではの情報のやり取りが可能となる一方、情報自身も素人から玄人までありとあらゆる人が双方向で情報の授受が出来るようになる。

既に昨年の事業仕訳の模様も、このUstreamで実況中継もあったようだ。

企業にとって、リアルタイムでの情報発信ツールとして、これから注目すべきツールの一つだろう。

一方で、押さえておかなければならない視点もある。

公共性のある放送事業の免許を持ったテレビ局の放送は、専門家が、予め内容を整理された上での中継なっている(基本的には・・・)。一方、インターネット中継は、個人で手軽に中継できることから、場合によってはありのまま流されることもある。つまり、情報の受け手、見る側の情報リテラシーが問われてくる。

情報そのものを、きちんと目利きできるスキル。

日頃から、モノの見方を鍛えておく必要がある時代に、既に突入しているのだろう。